境界杭とは
「境界杭」とは、土地や建物などの境界を示すために使用される杭のことを指します。これは、土地の所有権や境界線を確定し、隣接する地域との境界を視覚的に示すために使われます。
境界杭は、その性格上、簡単に壊れたりすることがないよう、石やFRPなどで作られていて、金属製の物もあります。 境界は土地と土地の境目ではありますが、何か線が引かれているわけではありません。
宅地や別荘地、原野商法等で購入した区画が明確な土地等については、境界杭を確認できる場合が多いので、売却予定の土地について、境界杭があるのか確認できる場合は確認をお勧めします。
しかしながら、売却予定の不動産について、境界杭が確認できない場合があるかもしれません。特に山林や原野といった宅地以外の場所については尚更です。
土地の境界がわからない土地についても、売却や買取は可能です。山林や原野といった広大な土地の一角について、境界杭を定めるのは、労力や費用的に見ても現実的ではありません。
この場合、公図や山林図等での大まかな場所を把握し、その場所の境界であるであろう位置からはみ出さずに使用すれば、おおむね問題ありません。