固定資産税について
固定資産税とは、その年の1月1日時点において、土地、家屋及び償却資産(これらを「固定資産」といいます。)の所有者に対し、その固定資産の価格をもとに算定される税額をその固定資産の所在する市町村(東京23区は特例で東京都)が課税する税金(市町村税)です。
固定資産税・都市計画税(土地・家屋) | 税金の種類 | 東京都主税局 (tokyo.lg.jp)
土地とは、田、畑、宅地、塩田、鉱泉地、池沼、山林、牧場、原野その他の土地(雑種地)をいいます。また、家屋とは、住家、店舗、工場(発電所及び変電所を含みます。)、倉庫その他の建物をいいます。 つまり、不動産(土地・戸建・マンション)を所有(保有)していると毎年必ず固定資産税がかかります。
また、固定資産税は一律ではなく、その固定資産の価値が大きければ大きいほど税金も高くなります。市町村の税収は、住民税が約4割、固定資産税も約4割で税収の大半を占めており重要な税金です。
さらに、固定資産税は、不動産の価値(評価)によって税額が異なります。不動産の価値というのは売買金額ではなく、固定資産税評価額で計算します。そのため、その不動産の固定資産税評価額がわからなければ固定資産税を計算することはできません。
固定資産税評価額は、総務大臣が定めた固定資産評価基準に基いて、市町村が決定します。また、「固定資産税・都市計画税」「不動産取得税」「登録免許税」を計算する上で基になる金額で、3年に一度見直されます。
土地や建物などの不動産を持っている人には、毎年春ごろから初夏にかけて、役所から固定資産税の納税通知書が送られてきます。
固定資産税の納税通知書には「課税明細書」が一緒に添付されており、固定資産税評価額は課税明細書の「価格」の欄で確認することができます。課税明細書には、固定資産税の金額の記載もあるので、固定資産税額を知ることができます。
また、納税通知書が手元にない場合は、役所に行って「固定資産課税台帳」を閲覧することで、固定資産の所有者・所在・固定資産税評価額を知ることもできます。